海老名市医師会からのお知らせ
2025.10.29
「HPV ワクチン(子宮頸がんワクチン)に関する講演会に対して海老名市教育委員会が後援取り消し」の報道について
海老名市教育委員会が後援していた「HPV ワクチンに関する講演会」について、後援を取り消したとの報道がありました。
この講演会は市民団体が主催したものでしたが、市民の方やジャーナリストなど内容に偏りがある可能性が含まれているとの指摘を受け、教育委員会が中立の立場を守るために後援を取り消したとされています。
HPV ワクチン(子宮頸がんワクチン)は、国が積極的に接種を推進している予防接種のひとつです。国内外で多くの研究が行われ、子宮頸がんの発症を大きく減らす効果が確認されています。安全性についても、長期間にわたって調査が続けられており、信頼できるデータが積み重ねられています。
海老名市医師会は、行政や教育機関が科学的な根拠に基づいて判断し、正確な情報をもとに市民の皆さまが安心して選択できるよう努めていることを理解し、これを支援します。
ワクチン接種は、本人やご家族が十分な情報を得たうえで、納得して決めることが大切です。私たちは、地域の皆さまが安心して相談できる環境を守り、正確でわかりやすい医療情報をお届けすることを続けていきます。
日本医師会 子宮頸がんワクチンのページ
https://www.med.or.jp/people/health/kansen/011756.html
HPV ワクチンの接種について不安や疑問がある場合は、
お近くのかかりつけ医にご相談ください。
令和 7 年 10 月 29 日 海老名市医師会




