ごあいさつ
海老名市医師会長 髙橋 裕一郎
この度海老名市医師会の5代目医師会長に就任しました髙橋裕一郎です。
就任にあたり、海老名市民の皆様が安心して医療を受けられる体制整備を医師会の立場で行ってまいります。
団魂世代が75歳を迎える2025年問題に向け、在宅医療と介護の連携をテーマに現在「さつき町モデル事業」を中心に講演会、健康相談、定期的な見守り体制等の構築を限定的に実施しております。この体制を拡大していくには医師会として医師の確保、また行政主導で導入している在宅医療、介護を支える情報共有ネットワークの充実を図る上で、医療を支えてくれる多職種の方々の協力を得て、高齢者の皆様が住み慣れた地域で安心して生涯を全うできる街づくりをしていきたいと思っています。
海老名市医師会は病診(病院と診療所)連携を推進してまいりました。
これからもより緊密に患者さんを中心に医師同志の顔が見える医療が行える環境つくりをしていきたいと思っています。
災害医療については病院と周辺診療所、また行政、関係機関が一体となって「トリアージ訓練」を毎年実施してきました。この「トリアージ訓練」についても地域を拡大していきたいと思います。
「天災は忘れたころにやってくる」との諺がありますが、「天災は忘れないうちにやってくる」と言ってもおかしくない当節において、常日頃の訓練が身を守ることになり、また災害医療環境整備にも役立つと思っています。
海老名市は町づくり開発が飛躍的に進み、新しい住民の方も増加しております。住民の方が増加すれば多種多様の患者さんに対応する診療体制も当然必要となってきます。これらに対応した医療環境つくりを医師会会員の皆様と協力して住民の皆様に医療の「安心」をお届けしていきたい所存です。
平成27年6月17日